1分で学ぶ!"超絶"要約ブログ

ビジネス、教育教養、自己啓発本の「"超絶"要約ブログ」です。1分で賢くなる。

非常識な成功法則

本日は「非常識な成功法則」という本をご紹介します。

常識的な成功法則を語った本は本屋に行けば沢山あります。

「謙虚でいなさい」「本当に大切なのはお金じゃない」「人との出会いを大切にする」それらとは一線を画した本がこれです。

成功は悪の感情から始まる!?

あなたの年収を10倍にするのがこの本の目標!?

 

常識的な成功法則を試し、うまくいかずに涙目になってる人は読んでください(僕もそのひとりです)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!

 

「非常識な成功法則ー8つの習慣」

第1の習慣 やりたくないことを見つける

フツーの成功法則では「やりたいことを見つけなさい」というアプローチをとる。

ただ、本当にやりたいことを見つけるには「やりたくないこと」を明確にしないといけない。

やりたくないことリストをつくり、やりたいことを明確にしよう。

 

第2の習慣 自分にかける催眠術

「未曽有の大不況!不況だ不況だ!!」と聞くと人間は催眠術にかかってしまう。

目標を書いた紙を、夜寝る前にボヤ~っと眺める、また朝起きた時にボヤ~っと眺める、これで自己催眠をかける。潜在意識にプログラミングする。

私たちには二つの選択肢しかない「他人に自分の現実をコントロールされるか」「自分で自分の現実をコントロールするか」

 

第3の習慣 自分の都合のいい肩書を持つ

例えば「講師でセミナーで教えている時に疲れやすい」という問題があった。この欠陥を克服するためには、らくらく何の問題もなくやり遂げるセルフイメージを持てばいい。「スーパー・エナジャイジング・ティーチャー」のような肩書をつくった。すると、疲れ方がまるで変ってくる。

自分勝手な都合のいい肩書を作れば、なりたい自分に、即、なれる!

 

第4の習慣 非常識的情報獲得術

感性(センス)は情報量に比例する。

センスを磨くためには、①本との出会い(本を大量に読む)②人との出会い ③テープとの出会い。

移動中や隙間時間に経営者や優れたコンサルタントのテープを聞き、大量にインプットをする(※現在ではスマホyoutubeということになるでしょうか)。

 

第5の習慣 殿様バッタのセールス

営業マンは、購入する確率が高いお客にだけ時間を使い、購入する確率が低い客はさっさと断わらなけらばならない。

「あなたが買わなくても私は別に構いません」というニュアンスを、それとなく示す。すると購買意欲のあるお客は「自分は今すぐ買う客なんだぞ」と積極的にアピールしはじめる。

本当に自分にふさわしいお客にだけ120%エネルギーを使う!

 

第6の習慣 お金を溺愛する

お金にこだわる=心が卑しい。お金にこだわらない=心が清らか。

このような一般的なイメージ、罪悪感や恐れから脱却しないと、絶対にお金は儲からない。お金を稼ぐことは極めて尊い行為である、「拝金主義!」などと言われ嫌われるからといって稼ぐということから逃げてはいけない。

 

第7の習慣 決断は思い切らない

現在にも「いい面」と「悪い面」はある。将来にも「いい面」と「悪い面」がある。

この四つの領域があるにも関わらず、多くの人は、「現在の悪い面」から「将来のいい面」に移動することだけを考える。しかし「現在のいい面」はすべて捨てなければならない。4つの領域をバランスよく考え、決断することが大事。

 

第8の習慣 成功のダークサイドを知る

ズバリ、年収が10倍になって、それで幸福がゲットできると思ったら大間違い。人生、そんな甘いものではない。成功には光と影がある、事前に知っておくこと。

著者が成功の過程で特に重要だと思うもの三つ。

①完璧を目指さないこと。不完全、曖昧さを許容すること。

②当たり前だが、家族を大事にすること。

③稼いだお金を有効に使うこと。

 

はい、1分が経ちました。

 

どうだったでしょうか?

今まで聞いてきたことや知っていたこととは違う部分もあったかと思います。

凄く勢いが伝わってくる本でもあるので読んでて楽しかったです。

もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。

 

※まずは周りの目は気にせず自分勝手に気ままに「やりたくなことリスト」つくってみましょう。自分でも気付かない自分に気付くこともあるかも知れません^_^

 

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ハーバード医学教授が教える健康の正解

本日は「ハーバード医学教授が教える健康の正解」という本をご紹介します。

この本は、医師歴40年のハーバード大学教授が、膨大なデータから明らかにした健康の新常識を紹介してくれます。

ビックファイブといわれる5つの習慣です。

難しいことはなく、手軽にお金をかけずに健康を保つ方法になります。

不摂生な生活を送り、このままじゃヤバい!と思いながらも、何から始めたらいいかわからず、生活習慣病まっしぐらで涙目になってる人は読んでください(僕も予備軍です)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!

「ビックファイブー5つの習慣」

1.究極の飲み物

体にいい究極の飲み物、コーヒー

①1日2~6杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べ、全死因死亡率が10~15%低かった。

脳卒中リスクを19%が低かった。

認知症と診断される可能性を低下させることがわかっている。

④肥満の人の脂肪燃焼率を10%高めることがわかっている。

⑤ブラックコーヒーを飲む人は虫歯の発生率が低かった。

※眠れなくなる人もいるので、夕方以降は飲まない。健康な成人にとっては1日4杯までは安全

 

2.身体で生成せよ

もっと摂る必要がある、ビタミンⅮ(ビタミンⅮ3)

①がんのリスクを下げるだけでなく、生存率も高める。

②血圧を下げる効果がある(減塩よりも)。

③糖尿病発症リスクが低下。

④骨折の予防になる。

⑤風邪とインフルエンザの罹患率が低下。

日光に当たり体に摂り込むのがベストの方法(日焼け止めは生成を妨げてしまう)。体がビタミンⅮを多く生成するのはよく晴れた日の正午。毎日20~30分日に当たること。食事からビタミンⅮをコンスタントに摂るのは難しいため、サプリで摂取もオッケー。

 

3.シンプルな習慣

超強力なクスリ、運動

①運動は薬物と同じくらいうつ病に有効。

②週150分(1日20分程度)の早歩きによって4年半も寿命が伸ばせる。

③ストレスレベルを半分以下に低減させる。

④週6時間以上運動する女性は乳がんリスクが30%低下。

⑤ウエイトトレーニングで筋力を高めた男性は、がんの死亡率が3分の1以上低下。

最低基準は1日20分の早歩き。最近は患者に「運動」を処方する医師もいる。

 

4.驚異の食べ物

あまりにも無駄のない驚異の食べ物、ナッツ

①毎日食べる人は週一回未満しか食べない人に比べて、心臓発作を起こす確率が60%も低かった。

②食べる量が多いほど寿命は長かった(平均余命を1.5~2.5倍伸ばす効果)。

③ナッツのせいで体重が増えることはほとんどない。

④3週間のピスタチオ食をED患者に実施したところ、勃起機能に指標に有意な改善が見られた。

⑤ピスタチオは悪玉コレステロールの値を下げ、糖尿病を予防する効果がある。

※ナッツは満腹感も得られる理想的なスナック。1日食べる量は28〜57グラム。

 

5.静寂な時間

数千年前から人類を助けてきた、瞑想

①不安、ストレス、血圧、慢性痛、不眠を軽減する効果がある。

抗うつ薬と同等の効果があり、副作用はない。

③集中と自律神経系の制御をつかさどる脳の神経構造が活性化される。

④IQと認知機能のスコアが上昇する。

⑤2週間の瞑想後、喫煙本数が60%減った。

※1回20分程度が推奨されている。

 

まとめます。

1.コーヒーを飲め!1日4杯まで!

2.日に当たれ!1日20分!

3.運動しろ!1日20分!

4.ナッツを食え!28〜57㌘!

5.瞑想しろ!1回20分!

 

はい、1分が経ちました。

 

どうだったでしょうか?

現在やっている習慣はありましたか?どれもそんなに難しくない習慣だったと思います。

とりあえずこの5つの習慣を始めれば、劇的に人生は変わると思います。これで不健康な生活とはオサラバです!是非!

もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。

 

※僕は瞑想以外は習慣になっています。運動、ナッツ、瞑想、どの本読んでも出てきますね。いい加減に瞑想に取り組んでみようと思います、頑張ります^_^

 

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孫子の兵法

本日は「孫子孫子の兵法)」という本をご紹介します。

この本は、兵法書戦争において兵の用い方などを説いた書物)になります。

ですが、現在の仕事や日常生活に役立つことが書かれているため、なんと2500年も読み継がれてきました。

「戦わずして勝つ!」です。

いつも戦っててボロボロになっている人は読んでください(僕もそのひとりです)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!

孫子の兵法」

1.兵は国の大事なり

戦争は国家の重大事であって、国民の生死、国家の存亡がかかっている。莫大な費用もかかる。そのため、戦争は、万やむを得ぬ手段にすぎない。

万やむを得ぬとは、それ以外に選択肢がないということ。

まず戦わないことが基本であり、それを認識した上で、戦いの法則性を研究せよ」この考え方が、孫子の根本の思想となっている。

 

2.兵は拙速を聞く

戦争には完全でなくても素早くやる"拙速(せっそく)"というのはあるが、完全主義でぐずぐずしてうまくゆく"巧久"という例はまだ見たことがない。

戦争には莫大な費用がかかる。長期戦になれば、人は疲弊し、国家の財政も危機におちいる。短期決戦によって早期収束をはかるのが原則である。ずるずると長期戦に引きずりこまれれば、たとえ勝ったとしても、ろくな結果にはならない

 

3.兵は詭道(きどう)なり

戦争は、しょせん、だまし合い。

できるのにできないふりをし、必要なのに不必要と見せかける。遠ざかると見せかけ近づき、有利と思わせて誘い出し、混乱させる。わざと挑発して消耗させ、低姿勢に出て油断をさそう…etc

ただ単に相手をだませということではなく、あらかじめこうだと決めず、たえず臨機応変に動くことが大事だということー。

ただし、勝算がなければそもそも戦わない。それが基本。

 

4.戦わずして勝つ

戦争は、敵国を傷めつけないで降伏させることが一番良い。撃破して降伏させるのは次の良い策。したがって100回戦って100回勝ったとしても、最善とはいえない。

武力ではなく、頭脳で戦う、現代風にいえば企画力で勝負するということ。

上記のことを前提に、

「彼を知り己れを知れば、百戦して殆(あや)うからず」

敵の情勢、味方の情勢をしっかり把握していれば、100回戦っても危険がない。と説いている。

 

5.勢に求めて人に求めず

まず勢いに乗ること、一人ひとりの働きに過度の期待をしない

全軍の力をひとつにまとめ、勢いに乗ることが重要。集団の力学、チームプレイが大事だと説いている。特にリーダーは、いかにして集団の力を引き出すかに注意を向ける。

 

6.風林火山

のように素早く動き、のように静かに構え、のような激しい勢いで侵略し、のようにどっしりと動かない。

戦いにおける四つの心構えだが、物事の対処の仕方にもいう。

※日本の武将である武田信玄孫子を読み、この言葉を用いた。

 

7.君命に受けざる所あり

戦場での五原則。

①圮地(ひち)…道には、通ってはならない道もある。

衢地(くち)…敵には、攻撃してはならない敵もある。

③絶地(ぜっち)…城には、攻めてはならない城もある。

④囲地(いち)…土地には、奪ってはならない土地もある。

⑤死地(しち)…君命には、従ってはならない君命もある

従ってはならない命令もあると説いていることが、孫子の兵法の柔軟性、懐の深さ。間違った命令に従い負けてしまっては(損益を出してしまっては)意味がない。

 

 

はい、1分が経ちました。

 

どうだったでしょうか?

孫子、やば過ぎます。

若い頃に読んだときは、その凄さに気付きませんでしたが、今回まとめるにあたって、ビックリしてしまいました。「戦わない」が基本です。

まだまだ紹介したいことは沢山ありますが、是非購入してみてください。

十三篇からなる短い本なので。

 

またサラタメさんなどのyoutubeを見るのもオススメです。


www.youtube.com

 

※今回、孫子をまとめていて、本当に驚きの連続だったので、孫子を再度研究します。"孫子研究会"を立ち上げます(勿論、一人です)。いつかまたブログにあげたいです。また孫子は難しかったので、今回まとめるにあたって必殺のマンガでわかるシリーズなど何冊か読みました。守屋洋さん著の孫子の兵法が個人的にはオススメです^_^

 

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フランクリン自伝

本日は「フランクリン自伝」という本をご紹介します。

アメリカ合衆国建国の父といわれているベンジャミン・フランクリンの自伝になります。100ドル札の人です。

節制、勤勉、誠実など、自己啓発書の元祖ともいわれています。自己啓発とはそもそも「自分自身の潜在的な能力を引き出すための訓練」だそうです。

自分自身の潜在能力が引き出せず、涙目になってる人は読んでください(僕もそのひとりです)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!


この本は、自伝というようにフランクリンさんの半生、成功談が記されていますが、何よりフランクリンさんが人生の中で編み出した守るべき13個の徳(十三徳)をご紹介したいと思います。

 

「十三徳」

第一 節制

飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。

(腹八分目。深酒は辞めろ。)

第二 沈黙

自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。

(自分や他人の利益にならないことは喋るな、余計なことは言うな。)

第三 規律

物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。

(整理整頓。仕事は時間を決めて行うこと。)

第四 決断

なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。

(成すことべきこと成し遂げると決心すること、また決心したら必ず実行すること。)

第五 節約

自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。

(自分や他人の利益にならないことにお金を使うな、無駄遣いはやめろ。)

第六 勤勉

時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。

時間を無駄にせず、 いつも有益なことに時間を使うこと。 無益な行動をすべてやめること。

第七 誠実

詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。

(人をだまさない。公正な心を保つこと。口にする言葉も同じ。

第八 正義

他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。

(他人の利益を侵さない、また自分のやるべきことをせず他人に害を与えないこと。

第九 中庸

極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。

極端にならないこと。不当な扱いを受け、激怒したくなったとしても慎むこと。

第十 清潔

身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。

身体、衣服、住居を清潔にすること。

第十一 平静

小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。

(小さなこと、ありがちなこと、避けられないこと等で取り乱すな。

第十二 純潔

性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。

性的な快楽に溺れ、頭や体を弱らせない。また自分や他人の生活を乱したり、信用をなくしたりしないこと。

第十三 謙譲

エスおよびソクラテスに見習うべし。

 

はい、1分が経ちました。

 

どうだったでしょうか?

"THE 当たり前"だったと思います。

フランクリンさん自身、理性が抑えられなくなり、過ちをよく犯してしまったため、手帳に下記の図を書き込み、週一個ずつ課題を決めて取り組んでいたそうです。

節制が課題の週であれば、節制に反する行為はどんな小さいことでも避け、毎晩その日に犯した他の徳の過失にチェックをする。十三週間で全コースを一回りし、一年に四回繰り返す―。

THE 自己啓発!!Mr 自己啓発!!

皆さんも取り組んでみてはどうでしょうか?

 

もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。

 

※200年以上前から大事だとされていることはほとんど変わらないようです。フランクリンさんは、これをチャートにし、自身で取り組んでいた、より実践的なものにしていた、そんなところに凄みを感じます。自分なりの十三徳を考え、毎週取り組んでみるのもいいかもしれませんね。尚、フランクリンさん自身、この十三徳の項目にチェックがつかなくなった日がきたかは不明です。「日々検査しても手帳には黒点一つつかないようになりたいものだと思った」とのみ記載があります。徳を積むのは難しいのでしょう^_^

 

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国盗り物語

本の要約に若干飽きてきたので、本日は少し趣向を変えて、僕の大好きな司馬遼太郎先生の国盗り物語のある部分を抜粋してご紹介します。

 

国盗り物語」は前編は斎藤道三を主人公、後編は織田信長を主人公とする作品になっていますが、信長を討った明智光秀の視点からも多くが描かれてます(個人的には「明智光秀、主人公やん!」って思ってます)。

 

ほんとに何の脈絡もなく、僕の好きな部分のみの抜粋になりますが、お仕事、ビジネスに当てはめて読んでみてください。沢山の学びが詰まってます。司馬先生、最高です。

 

国盗り物語

 

 信長の身辺にあって秘書のような役をしている男に菅屋久右衛門という男がいる。じつに庶務の処理に長けた人物で、信長はこの人物を手あかで磨くほど使っている。

 余談ながら菅屋は、織田家の一門織田信辰の子で、いわば当家中の名族の子だが、かといって信長は他の大名のように、菅屋を大将として使おうとはしない。

 秘書としてしか、使わない。菅屋は庶務なら何事もこなせるが合戦のことになると、からっきし能がないからである。菅屋久右衛門はのちに本能寺の火のなかで死ぬ。

 

 その菅屋に、ある日、信長とその家族の食事を担当する御賄頭(おまかないがしら)の市原五右衛門という男がやってきて、

「おそれながら話を聞きねがえませぬか」という。

 相談したい、というのである。

「何事ぞ」

「坪内石斎のことでござりまする」

 と御賄頭(おまかないがしら)がいったが、菅屋はすぐに石斎が何者であるかが思い出せなかった。

「思い出せぬ」

「御牢に入っている京の石斎でござりまするよ、料理では京随一といわれた。…」

 とまでいわれて、菅屋はアアと言い、あの石斎はまだ生きておるか、といった。

「左様、生きておりまする。御牢に入れられて四年目に相成りまするが、病ひとつつかまつりませぬ」

「人間、保つものだな」

 菅屋は感心した。

 坪内石斎は罪があったわけではない。この男は京の前時代の支配者であった三好家の御賄頭(おまかないがしら)をつとめた男で、織田軍が京から三好衆を駆逐したとき、不幸にも捕虜になった。かといって料理人のことだから殺すまでのことはない。それを岐阜に送って、城内の牢に入れておいたのである。信長もおそらくそのことを忘れているのであろう。

 御賄頭(おまかないがしら)の市原にいわせれば、石斎ほどの料理人を牢に入れておくのはもったいないというのである。

「石斎は日本国の宝でござりまするよ」

 京料理に長じ、とくに武家の頭領である将軍家の料理作法にあかるく、室町風の鶴・鯉の料理はいうにおよばず、七五三饗の膳などという庖丁でもこなせる男である。

「いかがでありましょう。牢から出し、あらためて御当家のに召し出され、織田家の御賄方としてお使いなされては」

「もっとも」

 と菅屋も思ったので、さっそく信長に言上した。信長はうなずき、

「旨ければ使ってやる」

 といった。日本第一の京料理の名人といっても、信長は驚きもせず、ありがたがりもしなかった。

 

 早速、石斎は牢から出され、すずやかな装束をあたえられ、台所に立たされた。この料理をしくじれば再び牢に逆もどりするのである。自然、台所方の者まで、石斎のために緊張した。

 やがて膳は出来た。

 それを係々がささげて信長のもとにもってゆく。信長は箸をとった。

 吸物をぐっと呑んで妙な顔をした。やがて焼き魚を食い、煮魚を食い、野菜を食い、ことごとく平らげた。

 そのあと菅屋が入ってきて、いかがでござりましたー

ときくと、信長は大喝し、

「あんなものが食えるか。よくぞ石斎めは食わせおったものよ。料理人にて料理悪しきは世に在る理由なし、ー殺せ」

 といった。

 菅屋も、仕方なくひきさがり、その旨を石斎に伝えた。

 石斎は大きな坊主頭をもった、とびきり小柄な老人である。ゆっくりとうなずき、動ずる風もない。

「どうした、石斎」

「いや、相わかりましてござりまする。しかしながらいま一度だけ、御料理をさしあげさせて頂けませぬか。それにて御まずうございましたならば、これ石斎の不器量、いさぎよく頭を刎ねてくださりませ」

 といったから、菅屋ももっともと思い、その旨を信長に取り次いだ。

 信長も強いてはしりぞけない。

「されば明朝の膳も作れ」

 と、わずかに折れて出た。

 

 明朝になり、信長は石斎の料理にむかった。吸物をひと口すすると、首をかしげた。

「これは石斎か」

「左様にござりまする」

 と、給仕の児小姓が指をついた。信長はさらに食った。もともと大食漢だけに膳の上の物はことごとく平らげ、箸を置き、

「石斎をゆるし、市原五右衛門同様賄頭として召し出してやる。滅法、旨かった」

 と、機嫌がなおった。料理のうまさもさることながら、人の有能なところを見るのが信長の最も好むところなのである。

 菅屋は、そのとおり石斎に伝えた。石斎はおどろきもせず、

「左様でござりましたか。御沙汰ありがたき仕合せに存じ奉りまする」

 と通りいっぺんの会釈をし、退った。

 あとで台所役人たちが疑問に思った。なぜ最初の料理があれほどまずかったか、ということである。

「石斎殿にも似気のないことだ」

 と囁いたが、やがて石斎が他の者にこう語ったという噂がきこえてきた。

「最初の膳こそ、わが腕によりをかけ料理参らせた京の味よ」

 だから薄味であった。なるべく材料そのものの味を生かし、塩、醬などの調味料で殺さない。すらりとした風味こそ、都の貴顕紳士は好むのである。

 ところが、二度目に信長のお気に召した料理こそ、厚化粧をしたような濃味で、塩や醬や甘味料をたっぷり加え、

「田舎風に仕立てたのよ」

 と、石斎はいった。所詮は信長は尾張土豪出身の田舎者にすぎぬということを、石斎は暗に言いたかったのである。

 

この噂が、まわりまわって信長の耳にとどいた。

「あたりまえだ」

 と、信長はいった。

 この男は、都の味を知らずに言ったわけではなく、将軍の義昭や公卿、医師、茶人などにつきあってかれらの馳走にもあずかり、その経験でよく知っている。知っているばかりではなくそのばかばかしいほどの薄味を、信長は憎悪していた。

 だからこそ石斎の薄味を舌にのせたとき、

(あいつもこうか)

 と腹を立て、殺せといった。理由は無能だというのである。いかに京洛随一の料理人でも、信長の役に立たねば無能でしかない。

「おれの料理人ではないか」

 信長の舌を悦ばせ、信長の食慾をそそり、その血肉を作るに役立ってこそ信長の料理人として有能なのである。

「翌朝、味を変えた。それでこそ石斎はおれのもとで働きうる」

 信長はいった。

 

 この有能、無能の評価の仕方は、他の武官、文官についてもいえるだろう。

 藤吉郎(豊臣秀吉)は有能であった。

 光秀もまた信長にとって、有能であった。しかし石斎の変転の器用さは同時に藤吉郎の持味でもあったが、光秀にもその臨機の転換ができるかどうかまでは、まだわからない。

 

 

 

夢をかなえるゾウ

本日は「夢をかなえるゾウ」という本をご紹介します。

 

この本は、どこにでもいる平凡なサラリーマンが、象の神様ガネーシャから課題を出され、それを実践していくことで、人生を変えていくという物語になっています。

全部で24個の課題が出されます。

人生を変えたいけど何をしていいかわからず、涙目になってる人は読んでください(僕もそのひとりです)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!

ガネーシャからの24個の課題」

24個の課題をドーンと紹介します。

 

1.靴をみがく

2.コンビニでお釣りを募金する

3.食事を腹八分におさえる

4.人が欲しがっているものを先取りする

5.会った人を笑わせる

6.トイレ掃除をする

7.まっすぐ帰宅する

8.その日頑張れた自分をホメる

9 .一日なにかをやめてみる

10.決めたことを続けるための環境を作る

11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える

12.自分が一番得意なことを人に聞く

13.自分の苦手なことを人に聞く

14.夢を楽しく想像する

15.運が良いと口に出して言う

16.ただでもらう

17.明日の準備をするひざ

18.身近にいる一番大事な人を喜ばせる

19.誰か一人のいいところ見つけてホメる

20.人の長所を盗む

21.求人情報を見る

22.お参りに行く

23.人気店に入り、人気の理由を観察する

24.プレゼントをして驚かせる

 

どうでしょうか?

24個の課題の中で、どれか実践しているものはあったでしょうか?

この24個の課題を実践、継続することで人生は変わります。本当に変わります。

1日1個でも是非実践してみてください。

 

はい、1分が経ちました。

 

この本、とても読みやすく、面白いです。ガネーシャはなぜか関西弁をしゃべります。だんだん可愛く思えてきます。

上記の課題がなぜ大事なのか、もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。

また本書には、最後の課題として、更にプラス5個の課題が記されています。気になる方は是非読んでみてください。

 

またサラタメさんなどのyoutubeを見るのもオススメです。


www.youtube.com

 

※僕も24個全部実践してみました。とても楽しかったです。トイレ掃除は毎日やってますが、年収が上がりました(自分の家だけでは飽き足らず、職場の掃除もやってます)。皆さん、騙されたと思って、是非実践してみてください^_^

 

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ニセクッキングパパです。

勉強脳のつくり方

本日は「勉強脳のつくり方」という本をご紹介します。

この本は、東大で脳の仕組みについて長年研究してきた池谷先生(通称:ガヤ先生)が、勉強で伸び悩んでいるノビル君に脳の仕組みと最強の勉強法を教えていくというものです。漫画形式になっています。

一生懸命勉強しているのに結果が出ず、涙目になってる人は読んでください(僕もそのひとりです)。

 

ざっくりと1分間で学びましょう!

「勉強脳のつくり方」

1.海馬をだまそう!

実は脳は覚えるより忘れる方が得意

脳に入ってきた情報を忘れるか覚えるかを決めているのは海馬。「これは大事だから絶対に覚えたい!」と思っても、海馬が「大事じゃない!」と決めたら覚えられない。

情報を繰り返し使って「この情報は大事なんだ!」と海馬をだまそう!

 

2.復習にはタイミングがある!

脳は忘れるのが得意。特に覚えてすぐは、もの凄い早さで忘れ、徐々に忘れるスピードがゆっくりになる。復習することで、もの凄い早さで忘れること軽減できる

海馬は1か月程度情報を選んでいる。つまり復習は新しいこと学んでから1か月の間にやることが大事。最初の1か月のうちに5回、次の1か月で2回、全部で7回というのが脳の仕組み合っている。

また記憶のカギは「入れる(インプット)」よりも「出す(アウトプット)」。覚えたことをすぐに人に話そう。

 

3.寝るのも勉強!

寝ている間に海馬が一生懸命働いて、入ってきた情報を取り出して、見直したり、きちんと整理したりしている。眠らないと海馬が情報を整理できず、思い出したい情報をサッと思い出せない。

どうしてもわからない算数の問題が、何日かしたら急にわかった!ピアノでどうしてもひけなかったところが、一晩寝たらひけるようになった!それも、寝ることのおかげ。眠っている間に海馬が働いてくれている。

 

4.やる気を迎えにいこう!

「今日はやる気がでないあなぁ。」ということは誰でもある。

やる気は「起きるもの」じゃない「生み出すもの」。

やる気は待つのではなく、自分からむかえにいこう!やる気が始めからないのは当たり前。やり始めないかぎり、やる気はでない。動いているうちに、側坐核(そくざかく)からだんだんやる気が出てくる!

 

まとめます。

1.繰り返して海馬をダマせ!

2.1か月以内に必ず復習せよ!

  インプットとアウトプットはセット!

3.寝ないと記憶できない、寝れ!

4.やる気が起きないは幻想!

  やってるうちにやる気は起きる、まず、やれ!

 

はい、1分が経ちました。

 

どうだったでしょうか?

脳の仕組みとやり方を覚えることで、努力が実る確率を上げることは出来るのではないでしょうか。とにかくやることでやる気が出てくるっていうのも希望があって良いですね。

この本、分かりやすくて、絵もかわいくてオススメです。

もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。

 

※僕もブログ、やる気起きませんが、やってるうちに少しずつやる気が起きてきます。これからも側坐核を刺激してブログ書きます。多分^_^

 

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