史上最強の哲学入門
本日は「史上最強の哲学入門」という本をご紹介します。
この本の面白いところは、ただ単に哲学の解説ではなく、漫画「グラップラー刃牙(バキ)」風に哲学者31名を紹介してくれるところにあります(著者が熱烈な刃牙ファン)。
哲学に興味あるけど何から手をつけていいかわからなくて、涙目になってるは読んでください(僕もそのひとりです)。
ざっくりと1分間で見ていきましょう!
この本は各分野ごとに四章(四ラウンド)構成になっています。各ラウンドの哲学者をピックアップして紹介します。
第一ラウンド 真理の『真理』
誰よりも真理を望んだ偉大なるバカヤロウたち!
相対主義を唱える。絶対的真理なんかない、価値観は人それぞれ。
「人間は万物の尺度である」で有名な哲学者。
「無知の知」自分が何も知らないと認めることから始めよう。
真理の名のもとに毒杯を飲み、自ら命を絶つ。
・デカルト
「我思う、ゆえに我あり」というぶっ飛びフレーズで有名。
x軸y軸も発明。数学者でもある。
第二ラウンド 国家の『真理』
国家という巨大な怪物を突き動かしてきた哲人たちの物語!
・プラトン
ソクラテスの弟子。
イデア論を唱える。別世界にある「究極の理想の存在」をイデアと名づけた。
プラトンが創設したアカデメイアの生徒。プラトンの弟子。しかも、イデア論を批判。
万学の祖。現在にいたる天文学、気象学、動物学、植物学、地学などよ学問はすべてアリストテレスから始まっている。
あらゆるものを観察し、抽出した特徴を、体系的に分類し、整理することで世界を把握しようとする学問「自然科学」を始めた。
・ホッブズ
著書リヴァイアサン。他者を殺す自由を放棄した見返りとして安全を得る。すなわち、国家とは、個人の自由を放棄して手に入れる安全保障システム。
・マルクス
共産主義。すべての財産を国家が管理し、それを各個人に公平に分配すれば、格差のない平等社会ができると考えた。
第三ラウンド 神様の『真理』
究極のタブーだった「神」に挑んだ哲人たち!
快楽主義…気持ちいいことをして、楽しく生きよう。永遠に終わらない究極の快楽、真の快楽とは、友愛(友情)である。
隠れて生きよ…世間的な面倒ごとにあまり関わり合わないように都会を離れて田舎でのんびり暮らそう、というような意味合い。
神について…神様はいるかもしれないけれど、人間はそんなこと、いちいち気にしなくて大丈夫。という立場。
・ニーチェ
「神は死んだ」
「神とは、弱者のルサンチマン(恨み、嫉妬)がつくり出したものにすぎない」
末人(まつじん)
末人とは、何も目指さずに生きている人間のこと。彼らは、ただ健康とよき眠りだけを求め、穏便に人生が終わることを願って、なんとなく生きていくだけの存在。
ニーチェは、近い将来、神が死んだ世界が訪れ、このような末人たちが現れるだろうと100年以上も前に予言していた。
第四ラウンド 存在の『真理』
人類最古の問題「存在」の謎に果敢に立ち向かった哲人たち!ファイナル!
「万物は流れ去る」
この世界には、永遠不変の存在などありはしない。すべての形あるものは、いつかは壊れ、その形を変えて流れ去っていく。
ロゴス(法則)…石は土になり、土は木になり、木はリンゴになる。それらの変化ははたしてデタラメに起こるのだろうか、いや違う。そこには、万物共通の何らかのルールがあるはずだ。そのルールのことをロゴス(法則)と名付けた。
地上の運動と天空の運動をすべて統一的に扱い、予測できる科学の体系をたった一人でつくり上げた。
20世紀最大の哲学者。「存在」の哲学。
哲学は、今まで、人や物事のありようを問いかけてきたが、もっと大事な問いがある。それは「そもそも存在するとはどういうことか?」である。
存在とは人間の中に生じるもの。
はい、1分が経ちました。
どうだったでしょうか?
聞いたことがある名前、フレーズなんかもあったかと思います。
12名をざっと紹介しましたが、ルソー、キリスト、カント、サルトル…etc
まだまだ沢山の哲人が本書では紹介されています。まさに史上最強の哲学入門書です。
もっと詳しく知りたい方は購入してみてください。
※僕は刃牙が好きだったので入りやすい本でした。刃牙を読むことでこの本を更に楽しめると思いますが、読んでいなくても哲学の入門書としては最強だと思います(最強にとっつきやすいという意)。奇人、変人と周りに理解されない哲人もいたと思いますが、真理を求める姿勢はカッコいいですね^_^
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なぜか名言が呟きたいので名言を呟きます。
私たちは無知によって道に迷うことはない。自分が知っていると信じることによって迷うのだ。
— 名言集"3秒で世界が変わる言葉" (@ranchoo_2022) 2022年3月27日
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